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関電・東ガス、LNG火力 首都圏で建設、小売り強化

関電・東ガス、LNG火力 首都圏で建設、小売り強化

http://www.nikkei.com/paper/article/?ng=DGKKASDZ21H4W_R20C16A5MM8000

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  関西電力と東京ガスは首都圏で液化天然ガス(LNG)を燃料とする火力発電所を共同で建設する方向で検討に入った。出力は最大100万キロワット級で、立地は茨城県日立市にある東ガスのLNG基地内が有力だ。両社は燃料調達などで包括提携しており、今回が初の大型案件となる。安定的な電源を確保し首都圏での電力小売りに弾みをつける。販売競争が一段と激しくなりそうだ。

  関電と東ガスは4月にLNGの共同調達などで連携協定を結んだ。今回、火力発電所の建設に踏み込む。投資額は最大3千億円規模。候補地の東ガスのLNG基地は23万キロリットルの天然ガスの貯蔵能力を持つ。特定目的会社を新設し2020年代半ばの稼働をめざす。

  関電は今夏、首都圏で家庭向け電力販売を始め「3年後には10万世帯の顧客獲得をめざす」(八木誠社長)。首都圏では千葉県市原市に11万キロワットのLNG火力発電所があるが、大半は大口顧客向け。東燃ゼネラル石油と出力100万キロワット級の石炭火力発電所を建設する方針だが「首都圏での販売強化には電源がさらに必要」(幹部)という。

  東ガスは4月に電力小売りを始めた。約160万キロワットの電源を持ち、20年までに首都圏で1割のシェア獲得をめざす。

  電力に続き、来年4月のガス小売り全面自由化で地域や業界を超えた提携が進む。東京電力と中部電力は昨年、火力発電部門の統合に向け共同出資会社を設立した。関電と東ガスも将来、火力発電事業の包括提携に発展する可能性もある。

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