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家庭向けの電力販売で東京ガスが先行、申し込みが5万件を突破

2月26日付け スマートジャパンの以下の記事、ご一読ください。

家庭向けの電力販売で東京ガスが先行、申し込みが5万件を突破

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1602/26/news043.html

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東京ガスが家庭向けに提供する電力の申し込みが2月23日 の時点で5万4000件に達した。新規参入組の中では東京電力の管内で4割のシェアを占める勢いだ。2月1日に電気料金を引き下げた効果が大きく、1カ月 足らずで申込件数が5倍に増えた。一方で顧客から不満の声も届いて改善策を実施した。

東京電力の管内で先頭を切って家庭向けの電力販売に乗り出した東京ガスが、2月に入って順調に申込件数を伸ばしている。1月末に1万1000件だった申込件数が2月23日の時点で5万4000件に拡大した(図1)。

togas1_sj.jpg図1 東京ガスが獲得した電力供給の申込件数。出典:東京ガス

電力会社から契約を変更するスイッチングを仲介する電力広域的運営推進機関の集計によると、全国のスイッチング件数は2月 12日までに14万件に達した。このうち東京電力の管内が9万件を占める。2月1日以降の東京ガスの申込件数を営業日数で単純平均すると、2月12日の時 点では累計で3万5000件になる。競争の激しい関東圏で約4割のシェアを獲得している。

東京ガスは年明け直後の1月4日に、家庭や商店を対象にした「ずっとも電気」の申し込みを受付開始した。東京電力よりも安い 価格を設定したうえで、ガスとセット割引も加えて販売攻勢をかけた。ところが追随する小売電気事業者が割安な料金プランを相次いで発表したため、1月末の 時点では申込件数が1万1000件にとどまっていた。

そこで東京ガスは2月1日に電気料金の引き下げを発表して価格面の競争力を高めた。モデルケースの家庭(月間使用量 392kWh)では、当初の電気料金よりも年間に3700円下がる(図2)。東京電力の現在の標準プラン「従量電灯B」と比べると、セット割引を含めて 8500円安くなる。新料金を打ち出したことで、2月に入ってから16営業日のあいだに4万3000件の申し込みを獲得した。

tokyo_gas2_sj.jpg図2 「ずっとも電気」の料金改定によるメリット(月間使用量392kWhの場合。画像をクリックすると拡大して注釈も表示)。出典:東京ガス

 

 

説明不足の状態で73件の契約獲得

東京ガスは申込件数の発表と合わせて、顧客から寄せられた不満や指摘についても公表した。契約内容や重要事項の説明不足のほか、解約金や料金メニューの他社比較に関する内容が多くを占めている(図3)。

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togas3_sj.jpg図3 顧客から寄せられた主な指摘と改善策。出典:東京ガス

たとえばインターネットで申し込みを受け付ける場合に、当初は重要説明事項に含まれる電気需給開始予定日や小売電気事業者情報の記載が漏れていた。この問題点を解消する以前の段階で73件の申し込みを受け付けていたため、東京ガスは個別に電話で説明して了解を得ている。

あるいは利用者が契約を解消した場合に発生する解約金についても、一部の営業担当者が不適切な説明を実施していた可能性が指 摘されている。経済産業省は適切な情報提供の方法などを「電力の小売営業に関する指針」にまとめて、小売電気事業者に順守するよう求めている(図4)。

togas7_sj.jpg図4 需要家に対する情報提供の指針(基本的な項目を抜粋)。項目欄のページ番号は「電力の小売営業に関する指針」の掲載ページ。出典:経済産業省

東京ガスは2011年に策定した「チャレンジ2020ビジョン」の中で、2020年に約300億kWh(キロワット時)の電力を販売する目標を掲げた(図5)。東京電力が2014年度に販売した電力量(2570億kWh)の1割以上に相当する。

togas6_sj.jpg図5 電力事業の拡大計画(左)、主力電源の「扇島パワーステーション」(右)。出典:東京ガス

自社で運営する電源の規模も約300万kW(キロワット)に拡大する計画だ。主力になる電源の1つは、LNG(液化天然ガ ス)を燃料に利用する火力発電の「扇島パワーステーション」である。2月1日には3号機の営業運転を開始して、3基の合計で122万kWの電力を供給でき る体制になった。

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