代表コラム

2012年 新年のごあいさつ

エスイーエー株式会社代表コラム

2012年の年頭にあたり、まずもって昨年の未曾有の災害に見舞われた方々に心から哀悼の意を表します。

さっきまで何事もなかった時間が、一瞬にして様相を変えてしまった東日本大震災や台風災害などこれからこの地球で起こることは、まったく予想のつかない出来事ばかりである。
企業経営にもこの異変は一致する。パソコンでブログを作るなどホームページに多額の投資をして一息ついたら、スマートフォンの出現によってツイッターを覚える羽目になり、今度はフェースブックもやらなきゃいけない。社内インターネット環境もやっとでリースやクレジットを完済したと思ったら、今度はクラウドコンピューティングというインストールからダウンロードへとネット環境を変えなければいけない。

いったい、いつになったら終りが来るのであろうか?最近お会いする経営者様の嘆きである。

まして3月11日以降、中小企業に与えたダメージは再生不可能企業を世に出した。金融機関も、プロパーではまず融資はしない。
銀行は「晴れた日に、傘を差し出し、雨や雪の日には傘をさっさとしまう!」
どこでも聞く、銀行の比喩である。

私の半生は、人の一生に関連するビジネスが基本である。

かつてホテル、結婚式場では1000組以上のカップルの羽ばたきをサポートさせていただいた。そして、終の棲家という葬儀、供養産業に従事してサラリーマン人生を終えた。
更には時代の背景にあるコンビニ、飲食、中古車などの大手FCの運営と加盟から学ぶユーザー体験。その間に趣味が興じてのフィッシング、アウトドア事業など様々なビジネスを体験させていただいた。
そして、最後に手掛けたビジネスが建築業、不動産業であった。

きっかけは、28歳で初めて建てた家を結婚を機に、自宅を新築することから開業へと、まったく異業種からの参入でした。
自宅をモデルハウスにして、土日は家族の応援をいただき住んでいる家がモデルハウスという一石二鳥の展開でした。
しかしながら、子供たちから「今度の日曜日もお客さん来るの?」と言われ、これ以上家族に迷惑をかけれないという思いから、600坪の敷地に大手建材メーカーの住宅FCとして新たなスタートを切ったのです。
そして大手不動産FCにも参画して第一種低層地域で大型分譲地を造成して60区画の街づくりも手がけました。

リーマンショック以降、「景気回復」という言葉は、過去の遺物として扱われ二度とこの国では「景気の循環」などありえない事に気付かされました。  経営不振は慢心の経営者のおごりと言う怠慢経営が会社を倒産に追い込むのです。

常に顧客の激変する消費マインドを忠実にリサーチして、その地域にはなくてはならないかけがえのない会社でない限り、安定経営はありえません。

国内を行脚して、すでに5年が経過しました。 初めての出会いは売れない塩漬けの土地を建物を売ってください。という依頼から一期一会が始まります。
インターネットなどまったく縁のない世界に飛び込み、新たなる顧客との出会いの場を提供してくださった全景㈱の荒井芳仁社長のご支援をいただき、この度、【S】ソリューション=解決、【E】イネーブル=有効、【A】アコンブリシュ=達成という意味合いでSEAエスイーエーという会社を起業させていただきました。

わずかながらの過去の経験を活かし、クライアントの皆様方と共に悩み、共に飛躍できるコンサルタントとして邁進してまいります。

また「勝とう塾」という、クライアント同士の横の繋がりを強化したクライアントの集いの会も創りました。みなさんと一緒にサクセスストリーをたくさん世に発表してまいります。

2012年 元日 自宅にて